病室に戻り、
ベッド上で初めて娘を抱っこした時は、
人生で一番嬉しかったです。
今度は嬉しくて涙が出て、
「無事に産まれて良かった。
嬉し泣きってこういうことかぁ。」
と思いました。
娘を初めて抱っこした時に夫が泣いた時は、
私も笑顔になり安心し、
癒されました。
産後は帝王切開も辛かったし、
コロナで産後の面会も禁止だったので、
点滴台を押しながら、
こんなボロボロの状態で洗濯機を回している、
そんな自分に引きました。
緊急ということもあって、
急いで麻酔科の先生が術後用の硬膜外麻酔を入れてくれたのですが、
術後一日目の初回歩行の時に体の片方が痛くて、
片方は痛くないという片効きの状態でした。
硬膜外麻酔の先端が奥に入り過ぎていたようで、
硬膜外麻酔を止めると、
めちゃくちゃ痛くて激痛過ぎて、
足も痺れてきました。
何の痛みか分からないので、
採血されたり検査もされました。
麻酔科の先生もやってきてくれました。
硬膜外麻酔を再開すると痛みはやはり和らぎました。
片足を引きずりながら、
なんとか歩いて、
他の痛み止めを使ってやり過ごしました。
それでも娘が一番の痛み止めだったなと思います。
ですので、
どんなに痛くても片足引きずりながら新生児室まで行っていました。
娘を連れてきてくれると助産師さんが言ってくれていたのですが、
忙しそうでなかなか連れてきてもらうことが難しく、
どうしても会いたくて、
新生児室まで良く見に行っていました。
本当に我が子の存在とは大きいんだなと感じました。