帝王切開の出血は1700mlとやや多めで、
手術後の貧血の値もHb:8.0g/dl(正常値11g/dl)で、
貧血もあったためか、
頑張りすぎた日は頭痛も出ました。
それでも子どものことを考えるとつい頑張っちゃっていました。
入院中、
子どもを新生児室で預かると言ってくれるのですが、
預かってもらうと一人の時間に
「どうして下から産めなかったんだろう・・・。」
とポロポロ涙が流れてしまい、
眠れませんでした。
しかし、
娘が部屋にいてくれると、
「産まれてよかった。本当に産んだんだ。私の子だ。」
と思えて、
安心できました。
スタッフさんは
「いいよ、いいよ。預かるから。」
と言ってはくれていましたが、
逆に私は同室したい気持ちのほうが強かったです。
こういったこともあり、
退院を早めてもらいました。
家に帰った方が、楽だと思ったのです。
実家は遠方だったので、
退院後は夫の両親にサポートしてもらい、
とても楽に過ごせました。
母乳は幸い産後5日目には軌道に乗ってくれて、
吸ってもらうと
「もうすごい幸せ〜。」
と感じ、
こんな感覚も人生で初めてでした。
だからこそ、
授乳していない時は
「あ〜、なんで下から産めなかったんだろう、、、。」
って考えてしまっていました。
この思いは一年くらい引きずりました。
一年ぐらいしたら、
気にしなくなったんですよね。
気にしなくなったというか、
忘れてしまったのかもしれません。
でも、
久しぶりに出産体験をお話すると
「あ〜、やっぱり辛かったんだな。」
と今でも思いはします。
今なら泣きもせずに出産体験をお話できるのですが、
出産後3、4ヶ月位の頃は泣きながらでしかお話できなかったと思います。
その時の自分に出会ったら、
「本当によく頑張ったね。」
と抱きしめてあげたいなと思います。