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CASE16−1 10年越しの妊娠

私は妊娠するのにとても苦労しました。

 

29歳の頃に自然妊娠をしたのですが、

 

5ヶ月位の頃、

 

エコーで臍帯ヘルニアと診断されました。

 

お腹の皮が破裂して、

 

腸や心臓なども全て外に出てしまっているのですが、

 

それでも生きていました。

 

すでに5ヶ月になっていたので出産しなければいけませんでした。

 

その時に死産を経験しています。

 

38歳頃から不妊治療を始めて、

 

39歳で体外受精で妊娠して10週くらいで流産してしまいました。

 

ですので、

 

今回の妊娠は私にとっては望んで望んでの妊娠でした。

 

今までも妊娠のたびにつわりはひどく、

 

妊娠が分かった時点からつわりが始まっていました。

 

4ヶ月入った頃からは、

 

1ヶ月間、

 

何も食べないで、

 

アクエリアスだけを飲むというような状態でした。

 

あまりにも食べなさすぎて倒れたこともありました。

 

病院の先生からは健診の時に尿ケトン値でひっかかり、

 

「今日はもうこのまま帰らずに入院しなさい。」

 

と言われることがありました。

 

しかし、

 

「それはどのくらいの期間になりますか?」

 

という質問に対し、

 

「長期になるかもしれない。」

 

という返答でしたので、

 

「それは困るので帰ります。」

 

と帰ってしまいました。