手術後に初めて歩いたのは、
産後二日目でした。
めちゃくちゃ痛くて、
「もう!いた〜い!!」
と心の中では思っていましたが、
付き添ってくれた助産師さんや看護師さんが
「無理しなくていいからね。
ただ、動くと体の回復は早いけど、
痛いのに無理するとお母さんの負担になっちゃうから、
無理せずゆっくりでいいよ〜。」
と言ってくださいました。
「どういう向きでやったほうが楽?
あんまり頑張りすぎないように。」
とか言いながら、
とても支えてくださいました。
「頑張れ」
って言われると気持ちが焦ったと思うのですが、
「頑張りすぎないで。
無理しなくていいよ。」
って言ってくれたのが、
心の拠り所というか
「頑張りすぎなくていいんだ。」
と思えたし、
頑張ると褒めてくれるし、
やったらやったで、
そんなに無理しなくてもいいんだよという姿勢が、
私には心地よかったです。
起き上がることが辛くて、
病院のベッドが電動なことにも、
とても助けられました。
寝る時も傷口がピーンと張ると痛いから、
背中を少し上げた状態で休んでいました。
思わず、
あまりの痛さに自分でも
「なんでこんなに痛いんだろう。
なんなんだろう。」
と笑ってしまった程でした。
最初は老婆のように点滴台を持って、
腰を曲げて一歩ずつ進むという感じでした。
この状態が3、4日続きました。
その後は自然にスーッと痛みが引いて、
なんとか普通の生活に戻ることができました。