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CASE20−10 産み方ではなく産む「子」

幸い私の周りは理解のある方が多く、

 

私をケアしてくださって、

 

帝王切開出産で嫌な思いをしたことはありません。

 

どんな産み方だって良いと思うんですけどね。

 

私にとって帝王切開とは子どもとの最初の接点ですかね。

 

一番最初に迎え入れるドアみたいなものでしょうか。

 

もう三回もお腹を切っているので、

 

先生にも

 

「いっそのことチャックにしておいてください。」

 

と冗談交じりに言ったくらい、

 

帝王切開というものを客観的に見ることができていたと思います。

 

そこから私の子どもが産まれてくるということも

 

私の中ではしっくりしていることでした。

 

一番の目的は健康に子どもを産むことで、

 

そのプロセスが自分の思っていたものと違っていたとしても、

 

迎え入れる時の気持ちをハッピーな状態にするということが重要かなと思います。

 

それが、

 

後々に子どもに伝えるインパクトになるのかなと思っています。

 

「あのときこういう気持ちで産んだんだよ。」と、

 

ポジティブに話したいなと私は思うんです。

 

子どもを産むって素敵なことだと思うので、

 

どんな方法であれ、

 

奇跡みたいなことなので、

 

奇跡みたいなことをお母さんは皆しているので、

 

周りがなんと言おうと自分の心持ちなんじゃないかなと思います。

 

一番重要なことはなんだろう?って考えた時に、

 

私の中では産み方ではなく産む「子」だったということです。