· 

CASE21−7 帝王切開が始まる

産まれたのは11時20分でした。

 

ずっと待つのは精神的にも辛かったので、

 

午前中に帝王切開をしてもらって良かったです。

 

手術室に入った時は、

 

医療系のドラマを良く見ていたこともあり、

 

「これが本物の手術室かぁ。」

 

と感動していました。

 

それから一人一人自己紹介をしてくださいました。

 

「私が麻酔科医の〇〇です。」

 

「私が〇〇をする〇〇です。」

 

と自己紹介してくれました。

 

そこにいる全ての人が自己紹介をしてくれたので、

 

とても安心できましたし、

 

私が赤ちゃんを取り上げる人、

 

私がその後に赤ちゃんを拭く人、

 

とそんな風に役割が分かれているんだと知ることもできました。

 

 

麻酔科医の先生が本当に優しくて、

 

「今からこれを入れるけど大丈夫よ。」

 

とか

 

「名前はどうやって決めたの?」

 

とか、

 

いろいろ気を紛らわせるためか、

 

よくお話してくださり、

 

「もうすぐ会えるね。」

 

と言われたりもして、

 

とても気持ちが落ち着きました。

 

予定帝王切開だったので、

 

下半身麻酔だったのですが、

 

麻酔を入れる時に麻酔科の先生が

 

「今から少し痛いよ。」

 

とか言ってくれたんですが、

 

思っていたより痛くなくて、

 

思っていたよりすぐに終わりました。

 

見えない怖さもありませんでした。

 

麻酔科の先生が逐一言ってくださっていたので、

 

とても安心できました。