喜びも束の間で、
妊娠して4週間後に大量に出血をしてしまったのです。
3割が出血するという話は聞かされたものの、
切迫流産の状態ですと宣告され、
ようやく来てくれたのに、
いなくなってしまうかもしれない、
という恐れと不安と悲しみが襲ってきました。
切迫流産の段階で3週間ほどは寝たきりの生活を送り、
家でも段差があるところに行かないようにしてください、
そもそも歩かないようにしてください、
トイレとお風呂以外は立たないようにしてください、
絶対安静にしてください、
週一回の健診で赤ちゃんの心拍を確認できるか見ていきましょう、
という話になりました。
私はタイに行ってからも、
オンラインでできる仕事をしていたのですが、
切迫流産ということと、
その後のつわりとで、
1ヶ月くらい休業を余儀なくされてしまいました。
せっかく授かったんだから、
絶対に守らなきゃいけないという責任感もありました。
つわりは食べづわりが襲ってきてたのですが、
俗に言う酸っぱいものと言っても、
私は梅は受け付けなくて、
ずーっとレモンのミネラルウォーターを飲んでやり過ごしました。
タイの空気はとても匂いが強烈で、
一歩外を出るとニンニクの臭いが襲ってくる、
玉ねぎの臭いが襲ってくる、
下水の臭い、
とかで外に出るのがとても難しかったのです。
妊娠5ヶ月目くらいまでつわりが続きました。
タイ料理は一切食べられませんでした。
でも、
タイはアジアの中でも日本料理が美味しい国と聞いていて、
たしかに日本料理に困ることはありませんでした。
ですので、
少し高くてもその日に食べたい物・食べられる物を買って食べたり、
日本スーパーで素麺を買って茹でたりしていました。
ソースとマヨネーズのコンビネーションをどうしても食べたくなった時は、
お好み焼きをデリバリーしたりもしました。
特に私はゆで卵がつわり中も食べることができて、
良く食べていました。