私は卵巣嚢腫を20代で手術したことや、
右目の手術をした経験があり、
手術は初めてではありませんでした。
さらに体外受精や人工授精で、
手術室に何度も入っていたこともあり、
手術室に入った時も、
手術室はこんなものかくらいなものでしたが、
そんな私が感じたことは、
帝王切開はとても仰々しいなぁということです。
たくさんのスタッフさんがいて、
麻酔科の先生と、
赤ちゃんの先生と、
私の主治医とあとは看護師さんたちがズラッといて、
私、見学されているのかな?
何が始まるんだろう?
という感じでした。
分娩台に乗ると、
周りのスタッフが準備する中、
麻酔科の先生が
「今から麻酔するよ〜。」
と言ってきました。
いきなり全裸にされて、
横向きになり、
「はい、丸まる〜。」
と言われました。
私はお腹がつっかえないくらいで丸まったのですが、
3人位にさらにギュッと押さえつけられて丸められました。
動くと危ないのでギュッとされたんですけど、
それがとても痛かったし、
とても驚きました。
驚きの方が大きく、
麻酔は痛いという認識も無いまま、
終わったように思います。
終わった後に、
他の人から
「麻酔入れる時、痛くなかった?」
と聞かれましたが、
それまでの陣痛が痛かったこともあって、
あまり痛みということは記憶がありません。
麻酔が効いてくると手術が始まりました。