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CASE24−7 仰々しい帝王切開

私は卵巣嚢腫を20代で手術したことや、

 

右目の手術をした経験があり、

 

手術は初めてではありませんでした。

 

さらに体外受精や人工授精で、

 

手術室に何度も入っていたこともあり、

 

手術室に入った時も、

 

手術室はこんなものかくらいなものでしたが、

 

そんな私が感じたことは、

 

帝王切開はとても仰々しいなぁということです。

 

たくさんのスタッフさんがいて、

 

麻酔科の先生と、

 

赤ちゃんの先生と、

 

私の主治医とあとは看護師さんたちがズラッといて、

 

私、見学されているのかな?

 

何が始まるんだろう?

 

という感じでした。

 

 

分娩台に乗ると、

 

周りのスタッフが準備する中、

 

麻酔科の先生が

 

「今から麻酔するよ〜。」

 

と言ってきました。

 

いきなり全裸にされて、

 

横向きになり、

 

「はい、丸まる〜。」

 

と言われました。

 

私はお腹がつっかえないくらいで丸まったのですが、

 

3人位にさらにギュッと押さえつけられて丸められました。

 

動くと危ないのでギュッとされたんですけど、

 

それがとても痛かったし、

 

とても驚きました。

 

驚きの方が大きく、

 

麻酔は痛いという認識も無いまま、

 

終わったように思います。

 

終わった後に、

 

他の人から

 

「麻酔入れる時、痛くなかった?」

 

と聞かれましたが、

 

それまでの陣痛が痛かったこともあって、

 

あまり痛みということは記憶がありません。

 

麻酔が効いてくると手術が始まりました。