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CASE26−6 やりたいようにすればいい

日本では、

 

つわりで、

 

ほぼ寝たきりだったので、

 

人と会うことはなかったのですが、

 

アメリカに来て外を歩いていると、

 

出会う人に

 

「Congaturations!(おめでとう!)」

 

と言ってもらえるのが、

 

嬉しかったです。

 

特によく覚えているのが、

 

どこかの町ですれ違った10代の女の子達が

 

「おめでとう!女の子なの?男の子なの?ラッキーガールね!」

 

と声をかけてくれてすごく驚きました。

 

日本の10代の女の子だったら、

 

見ず知らずの妊婦に声をかけたりしないだろうなと思ったのです。

 

すごく嬉しいなと思ったエピソードです。

 

 

臨月入った頃に、

 

「手でお腹の上から赤ちゃんを回すこともできるよ。(外回転術)」

 

とも言われたのですが、

 

痛そうだし、

 

エコーでへその緒が首に巻いているということは無かったんですけど、

 

「無理矢理、向きを変えるのもな〜。」

 

という思いもありました。

 

自分でもよく分からないのですが、

 

ずっと逆子だということは

 

「あ、この子は何か理由があってこうしていたいんだろうな。」

 

と、妊娠中からそんな気持ちがしていて、

 

そしたらこの子のやりたい向きでいいかなと思えました。

 

帝王切開は先生の都合の良い日、

 

どちらかから選ぶという感じで決めました。

 

流産をした時に、

 

胎内記憶について書かれている先生の本を読んだんです。

 

生まれてくる赤ちゃんに意思はある、

 

自分で決めて出てくる、

 

と書かれていたんです。

 

だから逆子だと分かった時に、

 

「この子は絶対に気が強いんだろうな。」

 

と思ったんです。

 

夫が偏屈なので、

 

この子もそうなんだろうと思えました。

 

でも、

 

だったらこの子のやりたいようにすれば良いと考えることができました。

 

予定帝王切開だったから、

 

母も前日にアメリカに来てもらえました。