朝9時に病院に行くと、
すでに段取りが整えられていました。
確か14時くらいに手術室に入りました。
夫と母は部屋で待っていてくれました。
腰椎麻酔も手際よくやってもらいました。
腰椎麻酔に関しては、
看護師時代もたくさん見てきているので、
とても不安だったのですが、
すんなり入って、
手術台に寝かされたところから夫が手術室に入ってきました。
その時くらいから急に怖くなってきて、
こうこうと明かりが照らされて、
布もかけられて、
夫は側にいてくれてるんだけど、
お腹の消毒をされている中、
お腹を押されている感覚がありました。
手術時間は10−15分くらいで、
夫も私の気を紛らわすためにいろいろ話してくれてるんですけど、
全然頭に入ってこなくて、
今何をされているのかが見えないのが怖くて震えていました。
ずっとお腹を押されている感覚だけがありました。
いつ切られるのかとか、
手術の流れが分からなくて、
気づいたら赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
産声が聞こえたら、
すぐに私に見せてくれました。
その瞬間はすごく覚えていて、
嬉しくて、
すごくホッとしました。
「(お腹の中に赤ちゃんが)ほんとにいたんだ。」
という気持ちでした。
周りも
「かわいい赤ちゃんよ。」
と声もかけてもらいました。
でも、
その時に
「カンガルーケアしないんだ。」
と思いました。
夫が言うには
「この辺(胸辺り)まで連れてきてくれたよ。」
とは言ってくれていたのですが、
すぐに体重の計測や体を洗うのに連れて行かれました。
その辺りくらいから、
記憶が曖昧で、
薬が効きすぎたのか気持ち悪くなっちゃって、
めまいもしていて、
されるがまま部屋に連れて行かれ、
そこから半日くらいは意識が朦朧としていました。