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CASE27−1 ストイックな不妊治療

私は、

 

できれば結婚して1年位で子どもが欲しかったのですが、

 

主人と結婚して2年8ヶ月で妊娠しました。

 

私はバツイチで、

 

前の旦那さんとも7年間不妊治療をして、

 

頑張ったという経緯があるので、

 

授かることが難しいのかもしれないということを、

 

今の主人に話をしていました。

 

1年頑張ってもなかなか妊娠できなくて、

 

それこそ体外受精や高度医療を考えなければと思っていました。

 

私達は不妊治療に対して日本でできることだけでなく、

 

海外でも行っている不妊治療にもストイックに取り組みました。

 

その頃、

 

ちょうど私が始めていたビジネス関係の方に、

 

不妊治療を頑張っていますと話していたら、

 

医療関係者の方、

 

不妊治療の医師や予防医学の方から紹介されたステムセル、

 

幹細胞の治療が、

 

もしかしたら妊娠に役に立つ可能性がある、

 

卵子が元気になる可能性があるという話を聞いて、

 

3回に渡り、

 

幹細胞の点滴をしました。

 

主人も1回点滴をしました。

 

するとなんとその2ヶ月後に自然妊娠していたことが分かったのです。

 

その幹細胞の治療は日本では受けることができず、

 

海外に行って受けていたので、

 

コストもかなりかかりましたが、

 

その甲斐あってか念願の子どもを授かりました。

 

妊娠したとわかった時、

 

町で喜びのあまり叫びました。

 

今でも思い出すだけで、

 

涙が出そうになりますけど、

 

人間ってこんな気持ちになるんだな、

 

と思いました。

 

ほとんどの医師が80%自然妊娠は無理ですよって言っていたのに、

 

いろんな方の出会い、

 

愛情で、

 

自然妊娠できちゃうことがあるんだと感じました。

 

私が妊娠できない理由を、

 

過去の自分が良くなかったからだと自分で責めていたので、

 

それから解放されたような気持ちでした。

 

信心深くはありませんが、

 

神様は私を見捨てなかった、

 

人生ってこういうことがあるんだなぁと思いました。

 

主人に感謝して、

 

すぐに両親にも電話をして

 

「なんと自然妊娠していました。」

 

と報告しました。

 

路上で泣きながら電話したことを覚えています。