日本で出産した病院があまりにもキレイだったし、
スタッフの人も優しかったし、
それに、
たまたま長男の時は知り合いの先生がいてくれて、
すごく安心して手術を受けられたので、
それと比べるとアメリカでの帝王切開は機械的なイメージです。
手術室内も寒々として冷房がすごく強くて、
ものすごく寒かった記憶です。
主人も一緒に入れたので、
その心強さはありましたけど、
英語ということがネックでした。
日本語でバンバン言われても
「あー、次こういうことするんだな。」
「こういう気の使い方をした方が良い患者さんなんだろうな。」
とか分かるじゃないですか。
でも、
それが英語だから分からない。
アメリカだと、
どういう気の使い方をすると迷惑になるのかとか、
勝手にやることが不潔になるのかもしれないとか、
本当に何も分からない状況の不安の中で受ける手術でした。
じゃんじゃん、じゃんじゃん言われるというような乱暴さを感じたのです。
「It’s okay! It’s okay!」
「Don’t worry!」
を何度も言われるのですが、
麻酔を入れた時に右側だけ効いていない感覚が私の中にありました。
手術が始まるときには感覚なんてないはずですよね?
でも、
ものすごい速さで切ってるなという感覚が分かるくらいの圧力を感じたのです。
一人目の時とは全く違う、
あれは痛みですね。
「痛いはずないよ、
麻酔が効いてるから。」
と言われるのですが、
「痛いから痛いんだよ、
だって感覚って嘘つけないから。」
と説明するのですが、
主人も
「大丈夫、信じて。」
と私に言い、
「いや、信じてるんだけど、
普通じゃない痛みを右側に感じてるよ。」
って私が言うのに、
手術は止まりませんでした。
とにかく手術をどんどん進められていきました。
その瞬間、
恐怖になりました。