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CASE27−3 子宮は取らない

セカンドオピニオンで選んだ病院では、

 

宗教的な問題から輸血ができない人を、

 

受け入れたりしていたこともあり、

 

そのように考えているなら、

 

鉄剤をじゃんじゃん入れていきましょうと言ってもらい、

 

1週間ほど鉄剤を続けたところ、

 

貧血が改善しました。

 

輸血することもなく、

 

緊急手術で子宮を取ることも無く、

 

子宮の傷も無事に閉じ、

 

3回目のステムセルの点滴をして、

 

妊娠したという経緯がありました。

 

このような医療事故があって、

 

子宮に穴が空いているということから、

 

もし妊娠しても陣痛に耐えられないんじゃないかという懸念があって、

 

妊娠したら帝王切開で、

 

ハイリスク出産でも受けてもらえるようなところで、

 

出産してくださいと言われました。

 

 

妊娠中は、

 

いつか子宮が裂けてしまうんじゃないかとすごく不安でした。

 

ものすごく不安でしたし、

 

通常の妊婦さんよりは、

 

頻回に子宮をチェックしなくてはいけなかったので、

 

近くの専門の先生にお世話になりました。

 

エコーでは子宮に問題が起きていることは確認されず、

 

通常の妊婦さんと同じような生活を送ることができました。

 

ハイリスクの人は通常は出産病院で外来受診するのですが、

 

コロナ禍ど真ん中だったこともあり、

 

ギリギリまでは近くのクリニックで見ていただき、

 

出産の時は産婦さんだけで病院に来てという流れでした。

 

帝王切開ということが出産前から決まっていたことに関しては、

 

母子ともに無事に安全に産まれることが一番なので、

 

最悪、

 

私の子宮が裂けても子どもが臨月まで育ってくれれば良いと思っていたし、

 

一度子宮に穴が空いたのだから、

 

そりゃあ子宮の壁も弱いだろうとも思っていたので、

 

この子が安全に産まれてくれればそれでいい、

 

ただそれだけだったので、

 

なんとも思っていませんでした。