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CASE28−16 出産の形

私は出産方法自体に特に思い入れは無く、

 

2回とも帝王切開で良かったと思っています。

 

帝王切開も当然デメリットもありますし、

 

帝王切開で危険な思いをされている方もいらっしゃると思いますが、

 

私に限って言えば、

 

手術の日取りも事前に決められたし、

 

心の準備もできたし、

 

手術なので否応がなしに出てくるというか、

 

経腟分娩に比べて短時間で済みました。

 

術後の回復という意味では傷が痛かったりしますが、

 

体力的なところも削られないですし、

 

決められた時間の中で安全に取り出してもらえるというのが安心材料でした。

 

経腟分娩で出産することだけが出産ではないし、

 

これも一つの出産の形なのかなと思います。

 

 

世の中では定期的に帝王切開にネガティブなイメージがついて回っているように思いますし、

 

経腟分娩が自然分娩・普通分娩と言われていることで、

 

帝王切開が自然じゃないのか、

 

普通じゃないのかという風に思ってしまったり、

 

周りからそのように言われる人もいて

 

「あ〜、自然じゃなかった。」

 

と思われる方もいらっしゃるのかなと思います。

 

私は全然そのように思っていなくて、

 

帝王切開というものを世界で初めて受けた人では無いし、

 

確立されている手法で、

 

特殊ではない世界観なのかなと思っています。

 

ですので、

 

全く後悔も思うところも無いですし、

 

せっかく妊娠したんだから経腟分娩で産むという方法もあったんだよなとは思うけれど、

 

「あ〜、経腟分娩で産めなかった。」

 

という思いは一切ありません。

 

出産は一つの区切りだとは思いますけど、

 

出産して終わりじゃなく、

 

出産してからの方が長いということを思えば、

 

出産はあくまでも方法の一つで、

 

どういう産まれ方であっても、

 

産まれればそれで良いと思います。

 

人によっては経腟分娩していたのに緊急で帝王切開というのは、

 

気の毒だし、

 

大変だし、

 

心の準備が整わないだろうなと推測できるので、

 

手放しで帝王切開が良いとは言えないとも思っています。