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CASE28−8 産後の孤独

退院後、

 

主人は通常通り仕事だったので、

 

一人で赤ちゃんと日中過ごし、

 

メンタルがとても不安定になりました。

 

外にも出られない、

 

誰もいない、

 

赤ちゃんはしゃべらないし、

 

とても嫌でした。

 

主人の仕事がとても忙しくて、

 

朝6時半に家を出て、

 

帰ってくるのが夜の11時、

 

12時とかでした。

 

二度と経験したくないくらい、

 

嫌な1ヶ月でした。

 

理由は睡眠不足だと思います。

 

授乳で眠れないため、

 

寝不足になり、

 

心が不安定になってきて、

 

体力も落ちますし、

 

時間が経つのをひたすら待つしかないと思っていました。

 

誰に何を言ってもどうしようもないし、

 

誰も悪くないし、、、。

 

 

たまたまタイに住んでいる日本の助産師さんと知り合う機会があって、

 

相談をさせてもらって、

 

お話をしてずいぶん気が楽になりました。

 

ちょうどコロナの後だったので、

 

退院しても友達が遊びに行くよという感じでもありませんでしたし、

 

入国の規制もあって親が手伝いに来れる状況でもありませんでしたし、

 

自分と主人だけで乗り切るという形でした。

 

すごく孤独感があり、

 

産後のメンタルの不調を自覚しました。

 

営業の仕事できついことも多かったので、

 

自分のメンタルがそんなに弱いと思っていませんでした。

 

働いている時は仕事が嫌だと思ったこともありましたが、

 

この時ばかりは仕事の方が楽だったなって思いました。

 

主人が仕事を中断して手伝うのは難しい状況でしたし、

 

私もそれを望んでいませんでした。

 

そのため、

 

お手伝いさんを雇うことを決め、

 

週に3回来ていただき、

 

家事をお願いしました。

 

それからは少しずつ楽になりました。

 

そのうちに私も主人もお互い赤ちゃんがいる生活に慣れてきました。

 

「そりゃあ、そうだよな。

 

お腹の中に10ヶ月いたのに、

 

急に外の世界に出されて、

 

訳が分からないよね。」

 

と思えてきました。