· 

CASE30−5 何も知らなかった母乳育児

一人目と二人目の時で、

 

自分の身体に対する意識が大きく違いました。

 

二人目の時はなるべく薬剤を使用したくない、

 

いくらでも我慢できるものは我慢しようという思いだったのですが、

 

一人目は全くそういう意識が無かったので、

 

痛いだけ辛いし、

 

頑張る気力も無いし、

 

本当にもうズタボロという感じで、

 

泣いていました。

 

体が動かないので、

 

看護師さんを呼んで手伝ってもらいたかったのですが、

 

「これ、こうすればできるのよ。」

 

と言われて、

 

「それができないから呼んでいるのに!」

 

と泣いてしまいました。

 

 

痛みからか、

 

どうしてこんなことになっちゃったんだろうという思いもあって、

 

精神的に弱っていました。

 

動かない体と、

 

それでもいろんなことをやらなきゃいけない状況とで、

 

かなり落ち込んでいました。

 

母子同室ではない病院だったので、

 

赤ちゃんを預かってもらうことができました。

 

産んだ直後は、

 

お母さんとの接触という意味で、

 

1回連れてきてくれたのですが、

 

それ以降は授乳等で連れてこられるというようなことはなく、

 

こちらから行かないといけませんでした。

 

一人目の時は本当に母乳育児について全く知りませんでした。

 

授乳に行かないで寝ていました。

 

新生児室から呼ばれることもあるのですが、

 

あまりにも眠かったので、

 

「ミルクあげておいてください。」

 

と言って寝てました。

 

産後2日目くらいまでは、

 

授乳をすっぽかしていました。