夫はというと私の枕元にいてくれました。
赤ちゃんが出てきた時は、
無事に出てきてくれて良かったという思いでいっぱいでした。
お腹にいる間は、
いろんなことがあったにも関わらず、
赤ちゃんはずっと元気だったようなんですが、
産まれてからすぐに泣かなくて、
先生たちも少し慌てていました。
夫はその様子を見て、
不安になっていたようでした。
私は自分のことに必死で、
そんな周りのことは見えていなくて、
「あ〜、これから縫うのか〜。」
と憂鬱に思っていました。
赤ちゃんが元気な様子が確認できたら、
カンガルーケアができました。
夫が手術中のことを写真にたくさん残してくれました。
私と赤ちゃんがへその緒でつながっているところも、
写真を撮ってくれていました。
赤ちゃんと夫が手術室を出た後は、
私の意識があるまま手術を、
最後まで受けていました。
赤ちゃんが産まれてホッとしたのも束の間で、
麻酔が切れたらどれくらい痛いんだろう?
とかまた痛みのことについて考えていました。
手術が終わり、
リカバリールームに移動し、
そこでまたカンガルーケアをさせてもらいました。
今後の流れもその部屋で話がありました。
通訳を介してだったのですが、
お腹に力が入らず、
声も十分に出せませんでした。
通訳の方に私の聞きたい事を聞き取ってもらえず、
夫が私の言いたいことを通訳に伝えて、
そこから病院の人に聞いてもらってと、
すごく手間に感じて、
諦めてしまいました。
リカバリールームでは頭を下に下げすぎて、
麻酔薬が頭にいったのか、
すごく吐き気がして、
とても辛かったです。