ですが、
赤ちゃんは全然出てきませんでした。
回旋異常があったのです。
骨盤と頭の位置関係がうまくはまっていなかったのです。
「難しそうだから、
帝王切開をした方が良いかな。」
と先生に言われました。
本当に痛いのが嫌いで、
手術とかしたことなかったし、
今までも問題なしと言われていたのに、
切るのか〜と思いました。
本当なら無痛分娩で経腟分娩したいと思っていました。
帝王切開で出産するということは、
1ミリも考えていませんでした。
帝王切開が嫌というよりは、
切られることが、
痛いことが嫌、
という感じでした。
夫も私が痛いのが嫌いなことを知っていたので、
「頑張れ!」
としか言えなかったようです。
そこから30分くらいかけて、
どういう手術をするのか、
絶対に問題ないという話をしてもらったので、
「仕方ない。」
と覚悟しました。
吸引分娩の話も聞きましたが、
吸引でうまく出てこられなかった場合、
その後に帝王切開となると、
私自身もかなり疲れるし、
なにより赤ちゃんもリスクがあるから止めたほうがいいよ、
とも言われました。
吸引分娩を試みても、
帝王切開になるリスクがあるのであれば、
もう帝王切開を選んじゃおうと思いました。
覚悟は決めたものの、
赤ちゃんには申し訳ないけれども、
手術室に入るまで
「痛いの嫌だなぁ。」
という思いはずっとありました。