· 

CASE32−5 赤ちゃんの心音が下がっている!!

陣痛の痛みを感じることは無かったので、

 

「陣痛きてますね〜。」

 

と声をかけてもらっている時は、

 

ネットフリックスを見ていたり、

 

あぐらの姿勢になってくださいと言われて

 

ヨガのポーズをとったりしていました。

 

大変なことは何もありませんでした。

 

夫は出産の直前にしか部屋に入ってこられないという体制だったので、

 

それまではずっと1人で分娩室で過ごしていました。

 

分娩室ではいろんな管がつけられていました。

 

すると、

 

ボーッと動画を見ていると、

 

突然、

 

バタバタと看護師さんたちが部屋に入ってきたのです。

 

麻酔もかかっていて、

 

ウトウトしていたので、

 

何事かと思いました。

 

 

すると看護師さんから

 

「赤ちゃんの心音が下がっているので、

 

向きをかえてください。

 

こちらから一気にグッと押しますよ。」

 

と言われました。

 

ベッドの上でキャットポーズのような格好にさせられました。

 

赤ちゃんの心音が下がっている、

 

圧力に耐えられなくなっている、

 

これが緊急帝王切開になる決定打でした。

 

赤ちゃんの頭が私の骨盤よりも大きくて、

 

頭が骨盤にはまらなかったようです。

 

そこで、

 

陣痛促進剤を止めて、

 

子宮口が開くのかどうかを検討されたみたいなのですが、

 

「子宮口は8cmまでしか開いていない、

 

頭もどうしてもはまらなさそうだから、

 

気合で出すというのはリスクが高過ぎる。

 

この状態なら、

 

お腹を切ったほうが安全だと思いますよ。」

 

「そうなんですね。

 

じゃあ、安全な方で。」

 

と即決しました。