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CASE32−9 看護師による対応の違い

次の日の朝、

 

目が覚めると耐えられない痛みでナースコールを連打していました。

 

背中に麻酔は入っているけれど、

 

「早く来てください!」

 

と呼び、

 

使える痛み止めはすべて持っていてもらいました。

 

背中の麻酔も自分で追加できるので押せるだけ押し、

 

内服も2つの薬を交互に飲んで、

 

痛みが少しでもあると、

 

薬を使っていました。

 

そんな中、

 

残念ながら経験が浅い看護師さんが担当となり、

 

緊急帝王切開ということを考慮してもらうことが出来ませんでした。

 

例えば、

 

体を起こすことも激痛が走る中、

 

無理に翌日から徒歩練習を求められました。

 

また、

 

赤ちゃんを抱くことも傷口が強く痛むことも考慮がなく、

 

授乳練習のためだと赤ちゃんの体重を傷口の上に押し付けるように指示をされました。

 

あまりにも辛い対応だったため、

 

担当を経験豊富な看護師の方に変更していただきました。

 

 

その方は大変丁寧に対応して下さりました。

 

尿管も

 

「取りますか?」

 

と聞いてもらい、

 

「できる限り取りたくないです。」

 

と答え、

 

ギリギリまで管は入れっぱなしにしてもらいました。

 

退院の時には外さないといけないので、

 

「家で練習するのと、

 

病院で練習するのはどっちがいいですか?」

 

と確認してくださり、

 

「病院で練習します。」

 

と答え、

 

腹を括って抜いてもらいました。

 

薬も徐々に量を減らさなければならないので、

 

尿管と同じタイミングで背中の麻酔を抜いてもらいました。

 

シャワーに入るためでもありました。

 

背中の麻酔を抜いた後が、

 

痛みの極地でした。

 

抜かないで欲しい、

 

と勇気が出ない私に、

 

「大丈夫です。

 

一緒に頑張りましょう。」

 

と背中を押してもらい、

 

麻酔の針を抜くことが出来ました。