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CASE33−5 今ある状況で何ができるかを考える

2019年の12月に

 

日本へ会いに来てくれた時にプロポーズをしてもらい、

 

1年以内には渡米したいと思っていたのですが、

 

コロナが始まり、

 

渡米が延びて婚約状態が続いていました。

 

自然と子どもができたらいいなとは思っていたけれど、

 

遠距離中に子どもは授かりませんでした。

 

2021年にようやくアメリカへ引っ越すことができました。

 

渡米してすぐに結婚しました。

 

その時点で40歳目前で、

 

早く赤ちゃんを授かりたいという焦りはありました。

 

 

高齢出産や子育てについても調べたり、

 

話し合ったりしました。

 

でも、

 

不妊治療や特別な検査は受けませんでした。

 

自然にできたらすごく嬉しいし、

 

できなかったとしても養子の選択でもいいよねという話をしていました。

 

一緒に過ごして2年近く経った時に、

 

赤ちゃんを授かりました。

 

諦めかけた時にやってくるってよく聞きますよね。

 

本当にそうで、

 

すごく嬉しかったです。

 

 

夫も子どもは欲しいとは言っていましたが、

 

環境を完璧に整えてからでないと、

 

赤ちゃんを育てるのは不安だと感じていたようでした。

 

でも、

 

いつまで経っても準備というものは完璧になることはないと思うし、

 

私は完璧じゃなくても、

 

今ある状況で物事を進めていくということが、

 

重要なのではないかと思っています。

 

争いのある国で子育てをしなければいけないケースがある中で、

 

私達の置かれている状況での子育ては

 

そんなに難しいことではないよと伝えました。

 

これまでの人生でいろんな人とお話をしてきて、

 

みんなそれぞれ置かれている環境が違って、

 

持病も違って、

 

不安の内容もそれぞれ違って、

 

心配ごと無く妊娠出産できる人なんていないんだなぁと知りました。

 

これから起きる問題は

 

その問題が起きた時に二人で考えていけばいいんじゃないかと思うのです。

 

夫とは少し温度差はありましたが、

 

嬉しい気持ちは同じでした。