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CASE35−14 授乳が嫌!

医療者からは

 

とにかくゴールデンミルク(初乳)を出してくれと言われました。

 

赤ちゃんの唾液が私の脳に伝わって、

 

そこから母乳が出るようになるからと、

 

とにかくオッパイを吸わせてと言われました。

 

ラクテーションコンサルタントの人たちがひっきりなしに来て、

 

どうにか出そうと頑張っていました。

 

でも、

 

正直、

 

私は授乳をしたくなかったのです。

 

赤ちゃんが私の乳首を吸うという行為が、

 

気持ち悪く感じて、

 

とても嫌でした。

 

初乳なんて出なきゃいいのにとさえ思いました。

 

トライしたけど出なかったんだから仕方ないよねと

 

周囲の人も諦めるかなと思い、

 

パフォーマンスとして授乳をしていました。

 

 

私の母親がいない環境で育ったという過去が

 

関係しているのかなとも思います。

 

でもそういう過去の記憶を

 

「お母さんと何かあったの?」

 

という風に引っ張り出されることがとても嫌でした。

 

実際、

 

妊婦健診中に授乳はしたくないと言ったら、

 

何かあったの?

 

と聞かれたのです。

 

また、

 

ここでも聞かれるのは避けたいと思い、

 

パフォーマンスを続け、

 

やってみて出なかったら諦めてくれるだろうと思っていると、

 

ラクテーションコンサルタントの人たちは、

 

必死になって私の母乳を搾ってきました。

 

2月で寒い中、

 

上半身を裸にされ、

 

搾られ、

 

「あ〜、

 

ちょっと出たね。

 

じゃあ、

 

これ飲ませておくから、

 

後は頑張って自分で搾ってね。」

 

と言われました。