妊娠して産科に転院した時に、
初めて血液型検査をしました。
ある日、
産科から電話がかかってきました。
一生懸命、
血液型の話をされていて、
「もう、赤ちゃんの血液型が分かるんだ。」
くらいに思っていました。
「Rh(-)で、、、。」
という話が出てきた時、
「え?私、A型なんだけど。」
と言うと、
向こうは
「私の話聞いていた?」
と言わんばかりの反応でした。
「そもそもあなたはAB型だし、
Rh(-)だし。」
と言われたのです。
本当に驚きました。
今までの人生、
ずっとA型だと思って生きてきて、
A型として血液型占いを見てきたのはなんだったんだと思いました。
でも、
その時はRh(-)は稀で、
すごいことなんだなというくらいの印象でした。
妊娠28週前後の時に
ローガムショット(抗D人免疫グロブリン)を打ったら、
抗体ができないから大丈夫だよと説明され、
理解しました。
その後、
Rh(-)だと何が困るんだろうと調べ始め、
分かったことがありました。
私は過去に日本で人工妊娠中絶の経験がありました。
日本の論文によると、
日本は人工妊娠中絶の時に、
血液型を調べないらしいのです。
中絶する時には子宮内を掻き出すので、
母児の血液が混じり、
抗体ができる可能性があるということが書かれていました。
それを見て、
ドキッとしました。
私にももう抗体ができてるかもしれない⁈
だからこそ、
次の健診時に産科の先生に聞きました。
「私は中絶経験があって、
その中絶は日本でしているのだけれど、
問題ないですか?」
と伝えました。
すると産科の先生は
「大丈夫、
抗体ができている数値は出ていないよ。」
と言いました。
「そっか、良かった。」
と安心しました。
安定期を迎えた頃、
ニューヨークに少しの間、
帰りました。
その時にニューヨークの病院を受診したら、
「血液検査の結果、
もう抗体はできているよ。
ローガムショットももう遅いよ。」
と言われたのです。