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CASE35−5 血液型が違う!!

妊娠して産科に転院した時に、

 

初めて血液型検査をしました。

 

ある日、

 

産科から電話がかかってきました。

 

一生懸命、

 

血液型の話をされていて、

 

「もう、赤ちゃんの血液型が分かるんだ。」

 

くらいに思っていました。

 

「Rh(-)で、、、。」

 

という話が出てきた時、

 

「え?私、A型なんだけど。」

 

と言うと、

 

向こうは

 

「私の話聞いていた?」

 

と言わんばかりの反応でした。

 

「そもそもあなたはAB型だし、

 

Rh(-)だし。」

 

と言われたのです。

 

本当に驚きました。

 

今までの人生、

 

ずっとA型だと思って生きてきて、

 

A型として血液型占いを見てきたのはなんだったんだと思いました。

 

でも、

 

その時はRh(-)は稀で、

 

すごいことなんだなというくらいの印象でした。

 

 

妊娠28週前後の時に

 

ローガムショット(抗D人免疫グロブリン)を打ったら、

 

抗体ができないから大丈夫だよと説明され、

 

理解しました。

 

その後、

 

Rh(-)だと何が困るんだろうと調べ始め、

 

分かったことがありました。

 

私は過去に日本で人工妊娠中絶の経験がありました。

 

日本の論文によると、

 

日本は人工妊娠中絶の時に、

 

血液型を調べないらしいのです。

 

中絶する時には子宮内を掻き出すので、

 

母児の血液が混じり、

 

抗体ができる可能性があるということが書かれていました。

 

それを見て、

 

ドキッとしました。

 

私にももう抗体ができてるかもしれない⁈

 

だからこそ、

 

次の健診時に産科の先生に聞きました。

 

「私は中絶経験があって、

 

その中絶は日本でしているのだけれど、

 

問題ないですか?」

 

と伝えました。

 

すると産科の先生は

 

「大丈夫、

 

抗体ができている数値は出ていないよ。」

 

と言いました。

 

「そっか、良かった。」

 

と安心しました。

 

安定期を迎えた頃、

 

ニューヨークに少しの間、

 

帰りました。

 

その時にニューヨークの病院を受診したら、

 

「血液検査の結果、

 

もう抗体はできているよ。

 

ローガムショットももう遅いよ。」

 

と言われたのです。