帝王切開当日は、
朝起きて何も食べずに病院に行きました。
病院に着くと、
看護師から説明があり、
同意書へのサイン等をしました。
私の出産病院には日本人の助産師さんが一人いました。
バースプランに、
「できたら日本人の助産師に対応して欲しいです。」
と書いておきました。
今から思えば外来で前もって言っておけば良かったと思います。
たまたま、
その方が出勤していて、
他の方とポジションチェンジをしてくれて、
私についてくれることになりました。
それはとてもありがたかったです。
麻酔を入れても感覚は残っていて、
そのせいで感覚だけがあるのか、
痛みもあるのか分からなくなっていました。
事前のやり取りは英語でも全く問題ないのですが、
その微妙なニュアンスを伝えることが、
気が動転している時には英語で伝えられず、
日本語しか出てこなかったので、
彼女がいてくれたことでとても救われました。
手術室は真っ白という印象です。
スタッフの方も数人ほどしかいませんでした。
手術室に入ると少し緊張しました。
リラックスできるようにヘッドセットを持っていっていき
メディテーションを聞いていました。
麻酔の恐怖感はありましたが、
麻酔の管を入れるのは一瞬で終わってしまったし、
痛くもありませんでした。
そこは問題なかったのですが、
麻酔の効果確認の時に、
私をつねって
「これ痛い?」
と聞かれるのですが、
つねってるのが分かるんです。
それが痛いか痛くないかはよく分からないという感覚でした。
元々不安だったので、
感覚がよく分からないまま執刀が近づいてくるということが
不安でしかありませんでした。
麻酔の時にある看護師さんの手を私がずっと握っていて、
その看護師さんが動けなくて困っていたので、
その頃には手術室に入っていた夫が代わりになってくれました。
私はパニックになっていましたが、
夫はとても落ち着いている人なので、
彼がいてくれて助かりました。
後で夫は
「医療関係者の方ですか?」
と聞かれたくらい冷静でした。
上の子は義母が家でみてくれていたので、
上の子については何の心配もありませんでした。