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CASE37−11 退院してからの方が大変

母児同室であることで、

 

赤ちゃんが側にいるため、

 

産後はほとんど眠れませんでした。

 

日本だと

 

「母児別室でご飯を食べて後は寝るだけ」

 

という話を聞いたり、

 

産院によってはエステが受けられたりという話も聞いていました。

 

アメリカは基本的に母児同室だから全然休めないし、

 

検査もあるし、

 

薬もあるし、

 

入院中はすっごく忙しくて、

 

周囲の人に出産したことを報告する間もありませんでした。

 

深夜の1時や2時でも、

 

内服や授乳・検査なんかで起こされて細切れ睡眠で、

 

眠れていませんでした。

 

深夜4時でも検査があったり、

 

抱き方を教えてもらうこともありました。

 

24時間稼働しているような感じでした。

 

かといって、

 

退院してからの方が楽かと言うとそうではなく、

 

もっと大変でした。

 

病院にいるほうが何かあった時に

 

看護師さんや医師が助けてくれるという安心感があったので、

 

赤ちゃんに何かあったらどうしようと

 

精神的に疲弊しました。

 

病院にいたときのほうが体は疲れましたが

 

安心感はありました。

 

できればずっと入院していたいと思っていました。

 

看護スタッフの方も優しい人たちばかりで、

 

「2時間くらいしか寝ていない。」と言うと、

 

「ちょっと睡眠とったほうが良いわよ。」

 

と言って赤ちゃんを預かってくれることもありました。

 

退院後は叔母が手伝いに来てくれました。

 

当初は出産の1週間前に来てもらって、

 

出産を一緒に迎えるという予定だったのですが、

 

到底間に合わなかったので、

 

産後2週間後くらいに来て1ヶ月半滞在して、

 

いろいろと手伝ってもらいました。

 

赤ちゃんの扱い方が全く分からなかったので、

 

具体的にいうと

 

赤ちゃんを縦抱きにすることもできませんでしたが、

 

叔母のおかげでできるようになりました。

 

最初の頃は赤ちゃんがちょっとくしゃみしたり、

 

汗をかいていたりするだけで、

 

「大丈夫かな?」

 

と心配になっていましたが、

 

そんな時に叔母が

 

「大丈夫、大丈夫。」

 

と言ってくれることがありがたかったです。

 

経験者なので安心感がありました。