アメリカの病院では
不妊治療専門の病院だったのに、
ポリープを指摘されなかったことに、
通院先への不信感が生まれました。
もちろん、
アメリカでは分業だし、
医師とはオンラインでしか合っておらず、
私の検査は技師さんが行うので、
技師さんが見つけられなかったから、
医師も知らなかったということだけなんですけど、
私の中ではもうここの病院には通院できないと思ったのです。
幸いにも次に見つけた病院は
夫の会社の保険内の病院だったので、
アメリカで通院することにしたのです。
コロナもありましたし、
焦りもありましたし、
暗黒時代でした。
保険内の病院を見つけるということも大変でしたが、
何より一番大変だったのは、
自己注射でした。
採卵するために、
自分で自分のお腹やお尻に注射をしなければならなかったのです。
夫にやってもらうこともありました。
そして、
とっても辛かったことは妊活中に、
友達の妊娠を心からお祝いできなかったことです。
自分が妊娠できないことで、
友達の妊娠が羨ましく、
自分はいつになったら妊娠できるんだろうと思うと
素直に喜べなかったのです。
心の狭い自分がとても嫌でした。
いつになったら終わるんだろうと思う中、
足掛け4年、
ようやく赤ちゃんが私達のところにやってきてくれました。
病院からの電話で
「Congratulations!」と言われ、
私が喜んでいる眼の前で
夫は涙を流して喜んでくれていました。
2023年になっていました。