歩いたのは手術2日後でした。
それまではベッドサイドに立ったりはしましたが、
お小水の管も
それまで入れっぱなしにしてくれていました。
ベッドの上で起き上がるのも
サポートしてもらわないと
起き上がるのが難しかった記憶です。
最初は立つ練習をして、
次の日にトイレまで歩く練習をしました。
お腹の傷は痛かったですが、
病院からいただいたお薬を定期的に飲めば、
コントロールできていました。
生理痛や子宮筋腫の時の痛みに比べれば、
痛みはマシでした。
入院中は眠れないというのがとても辛かったです。
その時に、
私はなんという決断(子どもをもつということ)を
安易にしてしまったんだと思いました。
誰もこんなに眠れないということを教えてくれなかったと感じました。
今日だけ頑張れば良い問題じゃない、
これが休みなく続くのか、
私の時間はもう無いと感じました。

授乳に関しては母乳が出ていたのですが、
2、3時間おきに起きないといけないので、
主人が
「1、2回だけでも粉ミルクを飲ますことはできますか?」
と聞いてくれました。
そうすれば、
私が少しでも眠ることができるし、
粉ミルクアレルギーがあるのかどうかも病院内で知ることができるので、
試してみたいと私達は考えたのです。
でも、
その時に対応してくれた看護師さんが粉ミルクにとても否定的で、
「粉ミルクは持っていない。」
と言われたのです。
「液体ミルクかドネーション母乳しかない。
どうしてそんなに粉ミルクを飲ませたいの?
母乳が出ているのだから、
母乳でいいじゃない。」
とやんわりと言われました。
私達も
「母乳が出ているのは分かっているし、
退院してからも母乳で育てていく予定だけれど、
何かあったときとか、
母乳が出なくなった時に粉ミルクを使うこともメリットだと思う。」
と説明すると、
「結局あなた達が何を選択するかは自由なんだけどね。」
と言うので、
「だから粉ミルクを飲ませたいという選択をしているんだけど。」
と伝えましたが、
最後まで粉ミルクはくれませんでした。
とても驚きました。
夫は怒っていました。
日本だと、
母乳が足りないと粉ミルクをあげると聞いていたので、
アメリカでは違うんだなと感じました。