私の反省点なのですが、
自然分娩で出産すると思い込んでいたので、
もし帝王切開になったら
どういうことが起きるのかなど予習をしていませんでした。
万が一のこととかは考えていませんでした。
帝王切開が始まった時に、
左手だけ熱を持ったような感覚になり、
それを麻酔科医に伝えるとバタバタしはじめました。
麻酔を入れているはずなのに
下半身に痛みも感じていました。
圧迫感も感じていました。
麻酔がちゃんと入っていないのか、
薬の量が少ないのか分かりませんが、
麻酔科の先生は
「麻酔はもうフルで入れているから、
増量はできないよ。」
と執刀医に言っているのも全部聞こえていて、
とても怖かったです。
自分は全く動けない状況で、
見知らぬ人たちに体を委ねなければいけない状態が恐怖でした。

赤ちゃんはすぐに出てきて、
執刀医が主人に
「赤ちゃんだよ〜。
あなたの娘だよ〜。」
と言ってくれてるのですが、
主人もそれどころじゃない心境だったようです。
「あぁ、はい。
で、妻はどうなるの?」
と思っていたようです。
私が、
麻酔が入っているにも関わらず、
手術中もずっと
「痛い、痛い。」
と言い続けていたので、
とても心配だったようです。
実際、
私は痛かったです。
そして、
そこから私の意識は無くなりました。
Skin-to-skinした記憶はありません。
主人が言うには体をキレイに拭いた後、
「赤ちゃんよ、
産まれたよ。」
と枕元に連れてきてくれて
頬にちょんちょんと赤ちゃんを触れさせてくれたと言っていました。
その時、
私はニコッとしたそうですが、
赤ちゃんを見た記憶もありません。
「赤ちゃんが出たよ。」
という言葉だけを痛みを感じながら、
ぼんやりとした中で聞いたという記憶だけです。
それ以降の様子は後から主人に聞きましたが、
主人も気が動転していたのであまり覚えていないようです。
私がずっと
「痛い、痛い。」
と言っているにも関わらず、
医師はそれに対して何もしてくれていなくて、
オロオロしている様子が見て取れて、
「何をやっているんだ!」
という気持ちだったそうです。
子どもが産まれた!
わぁ!
嬉しい!!
という気持ちではなかったそうです。
「産まれた!
良かった!
はい、次は妻ですよね!?」
という感じだったそうです。