目が覚めたのは回復室でした。
看護師の人がいて、
医師が
一人一人
「経過はどう?」
と聞き回っていました。
私はまだボーッとしていて、
「あ〜、
先生が来た、
何か言ってるなぁ。
あ、
看護師さんがいるんだ。
何か聞かれた。」
というようなことを思っていました。
すると看護師さんが赤ちゃんを連れてきてくれ、
そこで胸の上でskin-to-skinをしました。
主人も抱っこをさせてもらっていました。
しばらくすると
「お互い疲れたわよね。」
と言って、
赤ちゃんをどこかに連れていかれました。

その時に、
私が出産したというよりかは
誰かがお腹から取り上げてくれたと感じました。
私が自分で出産したという感じがしなかったのです。
ですので、
本当にこの子は私の子で合っているのかな?
という気持ちがありました。
自然分娩だと
違う感情になったのかなと思います。
悪い所取りだなと感じています。
陣痛も経験して、
帝王切開の痛みも経験して、
全部悪いところばかり経験しちゃったなと感じています。
とはいえ、
自然分娩で産みたかったなという気持ちはありますが、
それよりもなによりも
無事に産まれてきてくれて良かったという気持ちが大きかったです。