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CASE39−10 悩むTOLAC

第一子と同じ病院で第二子も出産したのですが、

 

担当医が変わりました。

 

第一子を担当してくれた医師は

 

起業してコンシェルジュドクターとなり、

 

彼に問い合わせをした所、

 

「TOLACできるよ。」

 

と私の想いに寄り添ってくれはしたのですが、

 

「いつ産まれてくるのか分からないから病院でスタンバイしないといけない。

 

時間で料金が発生するから、

 

高額にはなるよ。」

 

と言われました。

 

手術に関しては、

 

私の帝王切開後の傷を見た他の医師も

 

その医師の技術を賞賛していたので彼で良かったと思っているのですが、

 

今回は心情が違ったこともあり、

 

普段かかっている産婦人科の女性の医師を選択しました。

 

彼女に経腟分娩と帝王切開の違いやTOLACのリスク等、

 

沢山の質問をする中で、

 

彼女は普段は自分の意見を開示しないタイプなのですが、

 

「あなた随分悩んでるわね。

 

長く悩んでるんだったら、

 

TOLACやってみたら?

 

後悔しないためにチャレンジしたら良いと思うわよ。

 

私はTOLACは担当できないからメインの病院に紹介状を書こうか?」

 

と言ってくれたのです。

 

正直、

 

その申し出を聞いても悩みました。

 

帝王切開を選択すれば、

 

出産当日も

 

この方が執刀することが分かっていて安心できたのですが、

 

紹介先ではローテーション制なので

 

当日どの医師が就いてくれるのか分からないのです。

 

けれど、

 

その方が医師としてというより、

 

女性として話してくれたような気がして

 

「産後うつが心配なんだったら、

 

そこは薬を飲んで準備をするのはどう?

 

セラピーとか産後うつの対策は色々あるから、

 

やってみたいんだったらやってみたら?

 

赤ちゃんももちろん大事だけど、

 

あなたのメンタルヘルスも大事よ。

 

薬に頼ることは恥ずかしい事ではないし、

 

私も抗うつ剤を副用しているわ。」

 

と後押ししてくれたのです。

 

その辺りから、

 

TOLACのリサーチを始めました。