VBAC経験者の話を聞いたり、
絵美さんの個人セッションで質問に答えて
もらってイメージを膨らませたりしました。
さらにコロナも落ち着いてきたので、
里帰り出産できるんじゃないかとも思い始めました。
そのきっかけは妊娠中期に日本に旅行に行った時に、
群馬県のとある病院で自費でやってもらった3Dエコーです。
アメリカでは保険の関係で頻繁にエコーはしてもらえないし、
3Dエコー自体がない場合もあります。
群馬の田舎の方だったので、
期待をしていなかったのですが、
驚くほどきれいな病院で、
キッズルームがあったり、
ドリンクバーがあったりと、
日本の医療施設の凄さを知ってしまったのです。
日本だと自分が産後うつになったとしても、
誰かが面倒を見てくれると思えました。
すぐにアメリカにもこのような施設がないか探しました。
ロサンゼルスのコリアタウンに韓国系の産後ケア施設があり、
そこで乳房マッサージだったり
薬膳の回復食を出してくれる日本に近いスタイルでした。
けれど私が韓国語を話せないのがネックでした。
すごく悩みました。

現実的に日本で出産するとしたら、
私の出身県ではVBACに挑戦できる施設が限られていて、
とある病院だったら受け入れてくれるかもしれないというのを
絵美さんに教えていただいて、
調べ始めました。
夫は産後2ヶ月の産休が取れるので、
その間に子どもとの時間を過ごしたいという思いがあったのですが、
産後、
日本で里帰り出産をすると、
彼は土地勘も無いし、
あまり役に立てないというのもあって、
アメリカのほうが良いんじゃないかとも思いましたし、
その病院で出産するなら、
私が一人で病院に行って、
近くに宿を取って出産に備えるということも
しないといけないのかなと思いました。
その病院の近くに産後ケア施設があったので、
産後はそこに行けばなんとかなるんじゃないかと思っていましたが、
TOLACを受けてくれる病院には、
◯週までに初診を受けて、
◯週までにこうしてくださいという決まりがあり、
それまでに間に合わせることはできませんでした。
そうなると、
日本で帝王切開をするか、
アメリカでVBACをするかという話になってきました。
日本ではTOLACができる施設が少ない、
アメリカでは同じ先生には見てもらえないけれど、
TOLACをやらせてもらえる信頼のできる病院が近くにあるなら、
アメリカにいたほうが成功率が高いんじゃないかと思いました。
産後に手厚いケアを受けたいけれど、
一番の優先順位はTOLACを成功させて
無事に赤ちゃんを産むことと
自分の産後うつを防止すること。
もし産後うつになったとしても、
子どもたちは夫が世話できるということだと思ったので、
アメリカでTOLACに挑戦することを選んだのです。

さらに、
日本で帝王切開をした時に、
アメリカで使う強い薬は出してもらえないという話を教えていただきました。
前回はスタンフォード大学病院で
バンバン痛み止めをだしてもらったことで、
体は回復も早く、
計画帝王切開にはポジティブなイメージが強かったのですが、
その薬なしで、
自力で回復して飛行機に乗って
アメリカに戻らなきゃいけないということを考えた時に、
自分の理想と現実を天秤にかけたら、
そんなリスクを追ってまで叶える理想ではないと思いました。
また、
2歳の長男と
それまで一日も離れたら事がなかったので、
入院中寂しい思いをさせてしまうのではないかと言う心配があったのと、
帝王切開をすると
回復するまで最低2週間は息子の面倒をみれないし、
傷が開かないように
しばらく抱っこができないというのは
イヤイヤ期の彼の事を考えると難しいなと思い、
アメリカでTOLACに挑戦するのが私には良いのではと思い始めました。