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CASE39−13 お産スタート?

出産予定日の数日前から生理痛のような鈍痛を感じていました。

 

おしるしのようなものがあったので、

 

胎児心拍のモニタリングをした時に、

 

そこにいた看護師さんに「おしるし」のことを話すと、

 

「じゃあ、今からトイレに行って、拭いてきて見せて。」

 

と言われました。

 

見せるとその人も

 

「うーん、、、。

 

おしるしかもしれないし、

 

そうじゃないかもしれない。」

 

といって、

 

その日は家に帰りました。

 

入院施設に電話して聞いてみてと言われていたので、

 

翌日電話すると、

 

電話先の人も

 

「分からないから来てみたら?」

 

と言いました。

大学病院でTOLACをしたいけどどうしようかと迷った時に、

 

かなり長い時間をかけて

 

私にTOLACの説明をしてくださった若い女性の医師がいて、

 

その先生のことが気に入っていたので、

 

この先生が担当の時に出産できたら良いなと思い、

 

当直の日を聞いていました。

 

なので、

 

このタイミングで病院に行ったら、

 

その先生に会えるかもしれないという打算もありました。

 

出産予定日の数日前に日本から弟が来て、

 

LAからは父が来て、

 

上の子の面倒を見てくれていました。

 

病院に着くと子宮口はすでに4cm開いていました。

 

「どうする?

 

4cm開いてて、

 

子宮頸管は70%短くなってるけど、

 

このままここにいる?

 

家に帰る?

 

もう一応お産は始まっているからステイすることはできるよ。」

 

と言われました。

 

一応帰る選択肢はあって強く言えば帰れそうな感じはありましたが、

 

でももう入院の手続きさせちゃったからね〜、

 

このままいればいいんじゃない?

 

という感じだったので、

 

ちょうど40週0日で予定日だしねとそのまま入院したのですが、

 

なかなかお産は進みませんでした。

 

午前11時に入院してから午後6時まで

 

陣痛の間隔も短くならず不定期で、

 

子宮口も4cmのままでした。

 

自分と同年代であろう男性の医師に

 

「あなたは今普通に笑顔で話す事ができているし、

 

まだまだかもね。

 

このまま何もしないのもなんだから、

 

促進剤をしよう。」

 

と言われました。

 

バースプランには、

 

「なるべく医療介入がなく、

 

自分の身体が自然にお産に向かうのを希望している」

 

と書いてありました。

 

自然な陣痛の波に乗らないとお産が長引くのではないかと促進剤を使うことを恐れていたし、

 

なるべく娘の意思やタイミングを尊重したかったのですが、

 

「あなたの場合は陣痛が始まっていて、

 

子宮口も開いていて、

 

まだ開いていないところを無理やり開けるわけではない。

 

すでに開いているのだから、

 

これは誘発剤というよりは、

 

助けるという意味合いだから、

 

あなたが恐れているようなことは起こらないと思う。」

 

と言われて、

 

午後8時に

 

「じゃあ、促進剤をお願いします。」

 

と「ピトシン」を使うことを決断しました。