産後ドゥーラさんに、
もし私の出産時に他のクライアントさんがいなければ、
時給制で来てもらえないかと話はしていたのですが、
いざその場になると、
いつ呼んだら良いのかも分からず、
お産がなかなか進まず想像と違っていたので、
結局、
最後までタイミングが分からず、
ドゥーラさんに来てもらうことはありませんでした。
入院してから12時間ほど経った頃、
夫は寝ていました。
絵美さんに教えてもらったエクササイズをするつもりでボールや、
アロマオイルを持っていったのですが、
陣痛が痛すぎて袋を開けることもできない状態で、
夫に探してほしいのに彼は寝ているので
しばらく一人で痛みに耐えている状態でした。

看護師が
夫を起こした方がいいか聞いてくださいましたが、
夫には産後に戦力になってもらいたかったので、
そのままにしてもらいました。
彼は超がつくほど論理的なので、
そんな彼の意見に影響されたくなかったという理由もありました。
自分は出産時にどんな気持ちになるのだろう、
普段使い慣れている思考とは別に、
私の体は何を知っていて、
どうやって赤ちゃんを産み出そうとするのだろう
という好奇心がありました。

夫は今回も産休を2ヶ月取ってくれたし、
役割分担を徹底して
私は未だにおくるみの巻き方を知らないままなので、
彼に丸投げした部分もあり感謝をしていて、
彼は一緒に不妊治療、妊娠、出産、子育てを経験している
良きパートナーには違わないのですが、
やっぱり採卵後になったOHSSという症状の痛みや
妊娠中の苦しい悪阻、
ホルモンの変化から来る精神的な不安定さや
体型の変化への戸惑い、
寝れない辛さ、
好きな物を食べれない悲しさ、
母乳育児がうまくいかなくて落ち込んだり、
見ず知らずの人や周りの人達の母親はこうあるべきという考え
を押し付けられて悩んだり、
経験している当事者しか分からない大変さがいろいろとあるんですよね。
結果、
ドゥーラさんと同じで夫もいつ起こしてよいのか分からず、
出産に関する全ての決断を自分ですることになりました。