私の経験した出産方法のどちらにも言えるのは、
一生懸命計画したけれど、
どちらも計画通りにはならなかった、
帝王切開も予定していた日と違ったし、
VBACはできたけど高血圧になってしまったし、
想像には限界があると思います。
準備はなるべくしたけれど、
完璧に準備することも不可能でした。
VBACできなかったらどういうメンタルに持っていったら良いかということを
絵美さんに尋ねた時に、
自分の気持ちも受け止めつつ、
子どもが健康に産まれてきてくれたことがなによりということが
落としどころなんだなぁと思いました。
私は性格的にいろいろと調べたりだとか、
情報収集をして決断をするタイプなので、
正解のない質問、
例えば帝王切開と経腟分娩どっちにしますか?
と自分で選ばなければいけない時、
いろいろな人の意見やデータに惑わされてしまっていました。
結局赤ちゃんが安全に産まれてきてくれたら、
どちらでも良いんだと思うんですけどね。
結果的には両方経験できて良かったです。

一回目産後うつになったのも、
これまで学業だったり仕事だったり、
頑張れば何でもその分の結果が出ると思っていたからだと思います。
教科書通りにいかないのが育児、
教科書にはこう書いてあるけれど、
この子には適応しないこと、
性格とかいろんなものがあるということを学びました。
娘の誕生日が
出産予定日の前後の祝日と同日にならないようにしたいと思ったり、
性別や先天性の疾病を遺伝子のレベルでコントロールしようとしましたが、
最終的にはなるようにしかならないと感じました。
悟りというか、
学びの機会を子供たちにもらった気がします。

この出産を経験したことで、
今まで会ったことない先輩ママだったり、
今まで自分とは関係のなかった女性やいろんな専門家の方と会ったり、
絵美さんとお話できて、
勇気づけてもらったり、
肯定してもらって、
孤独で揺らぎやすい産後に、
あ〜良かった、
自分は良い経験しているんだと思えたのですごく感謝しています。
一番の目標は娘に、
こういうお産だったよと
ポジティブに伝えたいという願いがあったので、
こういう形で残すことで達成できそうだなと思っていて、
とても嬉しいです。
将来、
娘がもし出産する事になったら、
もしくは思春期や反抗期に
「ママなりに考えて決断したよ。
一つのデータとして使えるかもしれないから読んでみて。
産まれる前も、
産まれてからも、
あなたはとても愛されてたんだよ。」
と伝えたいです。