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CASE40−1 妊娠への戸惑い

私は28歳で結婚し、

 

30歳で渡米・アメリカにて妊娠と予定帝王切開での出産をしました。

 

その間、

 

29歳の時に日本にて第一子を妊娠しましたが、

 

二分脊椎・臓器発育不全のため分娩式での中絶経験があります。

 

アメリカで初めて妊娠がわかった時は、

 

幸福感よりも戸惑いが大きかったです。

 

渡米して2か月での妊娠だったため、

 

アメリカの環境や病院システムへの不信感がありました。

 

第一子のトラウマもあり、

 

渡米して1年くらいは

 

英語の勉強や周囲の環境に慣れることに充てたいと考えていたので、

 

妊娠の事実を受け止めきれませんでした。

 

そのため産婦人科へもなかなか踏み出せず、

 

初診も妊娠16週目と遅めでした。

 

受診のキッカケは13週頃に行った人間ドックでした。

 

 

主治医の先生に相談したところ、

 

エコーでの簡易検査をしてくださり、

 

おすすめの産婦人科の病院を教えていただきました。

 

先生と看護師さんが喜びと励ましの言葉をかけてくれたおかげで、

 

それまで不安しかなかったところ一歩が踏み出せました。

 

私のかかった病院では、

 

産婦人科(ObGyn)検診と

 

エコー(ultrasound examination)と

 

分娩(delivery)とで別の病院に行かなければなりませんでした。

 

それぞれの病院は産婦人科での初診の際に指定されます。

 

分娩はLucile Packard Children's Hospital(Stanford病院)で行うこととなりました。

 

一時期、

 

胎児発育不全の傾向が出て

 

頻回での検診とエコーが必要になった際は、

 

2か月ほど毎週2か所の病院に通わなければならず大変でした。

 

一方でエコー写真をたくさん貰えたり、

 

輪郭のハッキリした綺麗な横顔の写真が撮れたことは嬉しかったです。