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CASE5−15 社会の認識

下から産んだ時に

 

「下から産まれたよ、産声だよ。」

 

と言ってくれたんですけど、

 

産声を聞いた時も赤ちゃんを見た時も、

 

一人目の子を見た時と同じ感情だったんです。

 

別に特別な感情は一切湧いてこなくて、

 

私が勝手に出産をすると母親というものは

 

特別な感情を抱くんだと思い込んでただけなんだということを知りました。

 

それもすごく大事だな感じました。

 

テレビとかで出産は女性にしかできなくて、

 

神秘的なもので、

 

特別なものだということを子どもの時から聞いてたからなんだなと改めて思い、

 

社会の認識を変えたほうがいいなと思った瞬間でした。

 

 

 

 

産後、帝王切開のお母さんが集まる場所を作りたいと思い、

 

区役所に行って、

 

こういうことをしたいからチラシを置いてもらいたい、

 

帝王切開を受けたお母さん方に案内を渡したいということを相談に行きました。

 

そこの保健師さんが話は聞いてくれたんですが、

 

「そんな集まりして何をしたいの?傷を見せ合うわけ?」と言われたんです。

 

それを聞いた時にお母さんの周りでフォローをする人達が

 

帝王切開を受けたお母さんのことを分かっていないんだと感じました。