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CASE5−2 γグロブリンの選択

  1. このまま何もしない
  2. 計画分娩する
  3. 帝王切開する

この3つの提案を医師からされ、まずお金の問題が出てきました。

 

2を選んだ場合は、γグロブリンを一週間投与してから下から産むことになると言われました。

 

そして「それを一週間投与すると、マークⅡ(当時、1台200万以上しました)が買えるくらいかかるから。」とも言われました。

 

その時、私はまだ20代後半くらいだったので、急にそんな大金の話が出て、「え!?払えるのかな?」という驚きと不安がありました。

 

「それを持ち帰ってまずは家族で相談してくれ。」

と医師に言われ、家族間であーだこーだとそれぞれに言いたいことを言いながら話し合いをしました。

 

助産師の友達に相談すると、

「もう36週だから今からγグロブリンを投与して良い状態になるかどうかは分からないからね〜。」

みたいな話を聞き、そうしているうちに医師に返答するその日に破水をしてしまったのです。

 

その時はもう37週に入っていました。

 

 

 

破水をしたため、返答する前に入院になってしまいました。

 

入院すると医師から「どうする?」と言われました。

 

もう破水はしているし、お金をそんなにかけて何も効果が無いなら意味が無いんじゃないかと素人考えで思っていたので、

 

「もう、間に合わないんだったら、このままで良いです。」

 

と伝えたら、その先生が「そんなのおかしい!」と全否定し、

 

「なんでですか?」と聞くと、

 

「普通はそんなことしない。」という言い方をされました。

 

「そんなのおかしい!」と言われたことがショックで、

 

「じゃあ、どうしたらいいんですか?」と尋ねたら、

 

「普通は2を選ぶもんだ。」と強く言われ、

 

「分かりました。」とその時は納得できませんでしたが、γグロブリンを打つことに同意しました。