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CASE5−3 納得のいかない処置

γグロブリンの投与に同意すると、

 

血液内科の先生がいらっしゃって胸椎から骨髄を採取することになりました。

 

何のために骨髄採取が必要なのかの説明もなく、

 

何をされるのか分からないまま、

 

胸の上に布をかぶされ、

 

グリグリやられ、

 

何をされたんだろう?という思いと、

 

点滴をずっとされているのも非常に苦痛でした。

 

主人が自宅にいたので、

 

里帰り先の病院に来るまでに時間がかかり、

 

これまでの説明は全部1人で聞いていました。

 

しかし、十分な説明がないまま事が進んでいくので、

 

どういう状況なのか素人の私にはわかりませんでした。

 

もちろん里帰り先にいる私の母も、

 

どうして良いのか、

 

何が正しいのかよく分かっていない状態でした。

 

分からない者同士が集まってどうしたもんかと言いたいことを言い合い、

 

「もう、黙ってて!」と言っても、

 

周りの家族がいろんなことを言ってきたのでパニックになりました。

 

 

結果、

 

γグロブリンを打ったのですが、

 

血液検査をする度に数値が変わらず、

 

13万くらいだった血小板が、

 

γグロブリンを打ちだしてからは7万くらいに下がっていて、

 

私の中では「打っているのに下がってるなんて、意味がわからない。お金もすごくかかるんでしょ?」という心配も出てきました。

 

助産師さんに「何百万も払えないと思うんです。」と言うと、

 

「大丈夫!分割できるから!」と言われたのもすごく引っかかりました。

 

分割できるけど、(でも、それ払うんだよね?)と思いました。

 

効果があるのか無いのか分からない中で、

 

意味がわからないことにお金を払う心配と、

 

バタバタしていて処置の意味もわからないままどんどん進んでいく不安ばかりが膨らみました。

 

先生に「γグロブリンを打っているのに血小板が下がっているのが意味がわからない。」と言うと、

 

「すごい効果があるというわけでは無いからね。」と返され、

 

(じゃあ、なんでこれに何百万も払うんだろう?なんでこれが良いのか全く分からない。)と腑に落ちず、

 

納得いきませんでした。