4月に日本で計画帝王切開の予定だったので、
2月1日には飛行機に乗って、
私と子どもたちだけで帰らなければいけない状況でした。
帰国のときは、
私の母がまた日本からやってきて、
子供たちの世話や付き添いをしてくれました。
母からは、
「あなたはビジネスクラスで横になりなさい。」
と言ってもらい、
空港内もすべて車椅子の手配をしていただき、
無事日本に到着しました。
日本に帰っても、
安静なので、
子供たちの世話を母にお願いしないといけないので、
実家に居候させてもらいました。
日本に帰ってからの検診で、
初めて陰部の静脈瘤をみた若い医師が慌てて、
上司の医師を呼びに行っていました。
担当の先生からは、
「歩くとそれだけ全身の血が下に下がるので、
静脈瘤がどんどん大きくなってしまうから、
歩き過ぎないように気をつけて。」
といわれました。
ある時、
赴任中の夫が一時帰国して、
一緒に実家に住んでいましたが、
「今日、飲み会に行ってもいい?」
と聞いてきました。
私は違和感を感じたので、
「それ、今じゃなくてもよくない?
産まれてからじゃダメなの?」
と言い、
私の母も
「今、この状況で行く必要あるの?
この子の身体見て!
歩けない、
何もできない、
あなたは3人の父親になるんだよ?
もうちょっと自覚持たないとダメだよ」
と言いました。
夫も
「そうでした。
ごめんなさい、
自覚がたりませんでした。
無事、産まれてからにします。」
といいました。
夫としてはあの時、
私の母にビシッと怒ってもらえたことは、
良かったと今でも言っています。
母に言われたことで、
「自分の意識も変わったし、
子ども3人の父親になるんだと再認識したし、
自分だけ飲みに行くという行動は最低だったな。」
とも言って、
今でも我が家で語り継がれています。