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CASE9−22 3回目で心に引っかかったこと

母や夫、

家族の支えがあり、

無事、

3人目は予定日通りの計画帝王切開術を迎えることができました。

ずっと車椅子だったし、

家の中でも少し歩くと母が

「すぐに横になりなさい!

足をあげていなさい!

あなたがそれをしなくていいの!」

と気にかけてくれていたので、

お腹も張りませんでした。

とにかく母には大事にしてもらいました。

しかし、

母は母でかなりストレスが溜まっていったようでした。

娘は家にいるけど、

おんぶに抱っこの状態で、

婿もいるし、

孫も4歳・3歳だし、

日々フラストレーションが大きくなっているのを私は感じながら、

何もできませんでした。

 

 

手術前になると、

同意書を渡されますが,

今回は今までと違った同意書がありました。

これ以上の妊娠は危険であり、

4人目以降は私の命に関わる可能性もあるため、

3人目の帝王切開時に、

卵管結紮という卵管をくくってもう妊娠しないようにする処置を、

帝王切開と同時に行う同意書にサインすることになりました。

その同意書にサインする時に、

「卵管縛るんだ、、、。」

と少しモヤッとしました。

「卵管縛るだけで生理はきますよね?

妊娠しない確率を上げるだけですよね?」

と先生に念押ししたり、

もうこれで本当に妊娠は最後なんだなぁ〜という思いが湧きました。

先生からは

「今まで3人を出産するにあたり、

妊娠中に7回も入院して、

これで4人目となると、

お母さんの身体がもたないと思う。」

と説明され、

私自身も

「そうだな。

自分のためと、

すでにいる子ども3人のためにも元気でいたい」

と思い、

サインをしました。

普通分娩だったらしなくても良い処置をすることに少し複雑な思いでした。