意識朦朧の状態の中、
「赤ちゃん出まーす。」
という声が聞こえ、
お腹を押され、
赤ちゃんが産まれました。
赤ちゃんが生まれる瞬間のイメージとして、
出てから一呼吸おいて
「おぎゃあ、おぎゃあ」
と泣くイメージがあったし、
産科実習で見てきたこともあったのですが、
「ん?ん?泣かない。、、あれ?やばい。」
とさらに不安になりました。
看護師たちや、
新生児の先生の
「早く早く!」
という声や、
「吸引!吸引!」
という声が響いていました。
主治医の先生たちは、
ただ黙々と私のお腹と向き合っていました。
後からききましが、
出血は羊水込みで1000ml以上はあったそうです。
手術中はずっと意識が朦朧としており、
血圧も下がっていたようで、
血圧が下がっているアラーム音もずっと遠くで、
鳴り続けていました。
意識が落ちていく感覚の中で、
「息苦しいです。」と言うと、
酸素マスクをつけてくれ、
「エフェドリン入れて!」
という血圧を上げる薬を使う声も聞こえました。