傷についてのお悩みは、たくさんの方が抱えていらっしゃいます。
「キレイに治らないの?」
「いつまでも痒い」
「今でも時折痛い気がする」
傷がきれいサッパリ無くなるなんてことはありません。
その傷はあなたがこの世に授かった命を生み出した確かな証。
その傷とともに生きていけるといいですね。
傷がケロイドにならないように100%防ぐことはできませんが、対策をとることはできます。
一つは「傷の保護テープ」
ここでは私が使用した2つの保護テープをご紹介いたします。
商品名:Ato fine(アトファイン)
製造元:ニチバン
購入サイズ:帝王切開ならLかLL
特徴:絆創膏素材、1週間毎に張り替える、薄いため衣類に段差ができない
商品名:Lady care(レディケア)
製造元:ギネマム
購入サイズ:帝王切開なら16
特徴:シリコン素材、毎日張り替える、厚みがあるため刺激を感じにくい
どちらの商品が優れているというものではありません。
使用感が異なりますので、個人の好みで選択すれば良いと思います。
どちらの製品でも、テープかぶれが見られた人はいます。
両方ともドラッグストアなどでは置いていませんが、ネット購入できます。
自分の大切な身体ですから、キレイでいたいと思うのは当然のことと思います。
ミミズ腫れ(肥厚性瘢痕)のようになった、ケロイドになったとなると、
毎日自分の身体を見るたび落ち込むという方もおられます。
キレイにしたいという方は、産婦人科ではなく、
皮膚科、(よりオススメなのは)形成外科を受診してください。
外用薬・内服の場合は診療代・お薬代だけです。
ステロイド注射を行う場合、瘢痕部を切り取ったりする場合は、通常は保険適応ですが、
病院によっては自費診療となることもあるようです。
詳しくはこちらのブログを御覧ください。
「傷が開きそうで怖いです。」
「いつから運動して良いのかわからない。」
これもよく聞くお悩みです。
まず、傷については実は1日で表面の傷はくっつきます。
身体の中の子宮などの傷は5〜6日でくっつきます。
つまり1週間もすれば傷は開くことはありません。
安心して動いてください。
産後は傷が痛かったり、お腹に力が入らなかったりしますよね。
ですので、ママの一ヶ月健診までは室内でできるストレッチや散歩程度にとどめ、
1ヶ月健診を受けて何も問題がなければ、
ママが無理をしない範囲内から運動を始めると良いと思います。
特に妊娠で大きくなったお腹によって腹筋はかなり弱くなっています。
産後ゆっくりと体力も戻していきましょう。